イメージ_骨粗鬆症の患者さん指導_骨粗鬆症治療による二次性骨折予防の意義
骨粗鬆症治療による二次性骨折予防の意義
イメージ_骨粗鬆症の患者さん指導_骨粗鬆症に関する意識と薬物治療の実施率
骨粗鬆症に関する意識と薬物治療の実施率
イメージ_骨粗鬆症の患者さん指導_骨粗鬆症治療における患者さん指導の必要性
骨粗鬆症治療における患者さん指導の必要性
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骨粗鬆症の患者さん指導ツールのご紹介

一度骨折すると、受傷後早期より二次性骨折を起こすリスクが高まります。

骨粗鬆症治療による二次性骨折予防の意義を、患者さんの生活や生命予後、介護者の社会的・経済的負担といった側面から解説します。

初回骨折後の二次性骨折発生リスクと生活への影響

図1 初回骨折後における二次性骨折の発生リスク(海外データ)
図1 初回骨折後における二次性骨折の発生リスク(海外データ)

横断研究において、50~90歳の閉経後女性4,140例を対象に二次性骨折に関する調査を行った結果、初回の骨折リスクと比較して、骨折後1年以内に二次性骨折が起こる相対リスクは5.3であることが示されました(図11)
この結果から、初回骨折後早期の骨粗鬆症治療の必要性が示唆されます。

図2 骨折・転倒による患者さんの生活への影響
図2 骨折・転倒による患者さんの生活への影響

骨折・転倒は要介護となる主な原因であることが知られており、2022年の厚生労働省による国民生活基礎調査では、骨折・転倒は要介護となる原因の13.0%を占め、認知症(23.6%)、脳血管疾患(19.0%)に次ぐ第3位であることが示されました(図22)

大腿骨近位部骨折後とがんの死亡率の比較

図3 大腿骨近位部骨折後とがんの死亡率の比較(海外データ)
図3 大腿骨近位部骨折後とがんの死亡率の比較(海外データ)

骨折の影響は日常生活の障害にとどまらず、生命予後にも影響する可能性が示されています。

患者データベースを用いた香港の疫学調査において、大腿骨近位部骨折後の5年死亡率は女性では乳がんより高く、男性では前立腺がんより高い結果となりました(図33)

脆弱性骨折による家族の社会的・経済的負担

図4 脆弱性骨折による家族の社会的・経済的負担
図4 脆弱性骨折による家族の社会的・経済的負担

また、骨粗鬆症による骨折は患者さんだけでなく、ご家族にも社会的・経済的負担を強いる可能性があります。

骨粗鬆症性骨折患者の主介護者である家族309名を対象としたオンライン調査では、介護者の68.3%(211名)が介護のために就労状況を変えたと回答しました。また、仕事への支障率を金銭に換算すると1週間あたり43,317円の損失となり、これは年間225万円に相当することが示されました(図45)

ROM254105RM1|2026年1月作成