イメージ_イベニティの臨床効果_FRAME試験
FRAME試験
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STRUCTURE試験
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ARCH試験
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まとめ

「効能又は効果」「用法及び用量」「警告・禁忌」等その他の項目の詳細につきましては、電子化された添付文書をご参照ください。

イベニティの臨床試験のうち、New England Journal of Medicine(NEJM)に掲載された1)FRAME試験をご紹介します。

国際多施設共同第Ⅲ相臨床試験(FRAME試験、海外データ2)※日本人を含む

試験概要-投与方法(海外データ)

本試験では閉経後骨粗鬆症患者を対象に、イベニティ210mgまたはプラセボを月1回12ヵ月間皮下投与し、その後両群ともデノスマブ60mgの6ヵ月1回12ヵ月間皮下投与を継続しました。

6ヵ月、12ヵ月および24ヵ月時点の新規椎体骨折発生率(海外データ)

イベニティ投与12ヵ月時点での新規椎体骨折発生率は0.5%であり、プラセボ群1.8%と比較して相対リスクが73%低下し、有意な差があることが検証されました。

また、デノスマブによる逐次療法を行った12ヵ月後の24ヵ月時点においても、イベニティ→デノスマブ群はプラセボ→デノスマブ群と比較して相対リスクが75%低下し、有意な差があることが検証されました。

腰椎BMDのベースラインからの変化率(海外データ)

また、腰椎の骨密度は、イベニティ群ではプラセボ群と比較して投与12ヵ月後で有意な増加が認められ、デノスマブによる逐次療法を行った12ヵ月後の24ヵ月時点でも骨密度の増加が認められました。

安全性

24ヵ月時点までの治験薬と関連のある有害事象は、プラセボ→デノスマブ群557例(15.6%)、イベニティ→デノスマブ群653例(18.2%)に認められた。治験薬と関連のある主な有害事象はそれぞれの群で関節痛が67例(1.9%)、79例(2.2%)、四肢痛が39例(1.1%)、59例(1.6%)であった。治験薬と関連のある死亡例はそれぞれの群で1例(<0.1%)(突然死)、2例(<0.1%)[深部静脈血栓症、肺の悪性新生物各1例(<0.1%)]、治験薬と関連のある重篤な有害事象は20例(0.6%)[慢性腎臓病2例(<0.1%)、形質細胞性骨髄腫、女性乳癌など各1例(<0.1%)]、31例(0.9%)[クロストリジウム・ディフィシレ大腸炎、ウイルス性肝炎など各1例(<0.1%)]、治験薬と関連のある投与中止に至った有害事象は50例(1.4%)[筋骨格痛6例(0.2%)、関節痛、疲労各4例(0.1%)など]、60例(1.7%)[四肢痛9例(0.3%)、関節痛5例(0.1%)など]に認められた。

イベニティの承認された効能又は効果

骨折の危険性の高い骨粗鬆症

電子化された添付文書
  • References
    1. Cosman F, et al:N Engl J Med 375:1532, 2016[EVN-00010/ROM00032]
      利益相反:本試験はアムジェン社の支援により行われた。
    2. 承認時評価資料:20070337試験 閉経後骨粗鬆症女性を対象とした国際共同第III相試験(FRAME)[DIR180335/ROM90001]