
2025年9月
ルマケラスは結腸・直腸癌※1に対する適応を取得しました
ルマケラスは結腸・直腸癌※1
に対する適応を取得しました
※1:がん化学療法後に増悪したKRAS G12C変異陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
ルマケラスはKRAS G12Cに選択的かつ不可逆的に結合し、活性型への構造変化を阻害します
ルマケラス+パニツムマブ併用の意義
- ルマケラスがKRAS G12C変異による下流のシグナルを遮断します
- パニツムマブがEGFR経由の上流シグナルを遮断します
異なる作用機序によりシグナル伝達経路を抑制し、より強力ながん増殖抑制効果が期待できます
ルマケラスとパニツムマブを併用する意義
図1にルマケラスとパニツムマブの併用メカニズムを示します。
1
KRAS G12C変異を有するがん細胞は、活性型のKRASが優位となり1)、下流シグナルを持続的に活性化し、がんの増殖や転移を引き起こします2)。
2
ルマケラスは、不活性型のKRAS G12Cに選択的かつ不可逆的に結合し、活性型への構造変化を阻害し3)、不活性状態を維持することにより、下流のシグナル伝達を抑制します4)。
3
KRAS G12C阻害は、フィードバックの解除によりEGFRの再活性化を引き起こします5)。その結果、野生型RAS経路が刺激され、がん細胞は再び増殖します6)。
4
ルマケラス+パニツムマブ併用では、ルマケラスがKRAS G12Cを阻害し4)、パニツムマブが野生型RAS経路を阻害することにより、併用群でより強い阻害傾向が、非臨床試験において観察されました(in vivo)7)。
図1 ルマケラスとパニツムマブによるデュアル阻害
1
KRAS G12Cのシグナル伝達

2
ルマケラスによるKRAS G12Cの阻害

3
EGFRの再活性化

4
KRAS G12Cと野生型RASのデュアル阻害

-
References
- Cox AD, et al. Nat Rev Drug Discov. 2014; 13: 828-851.(SOT00008)
- Ryan MB, et al. Nat Rev Clin Oncol. 2018; 15: 709-720.(SOT00033)
- Canon J, et al. Nature. 2019; 578: 217-223.(SOT00025)[ 利益相反:本試験はアムジェン社の支援により行われた。]
- ルマケラス電子化された添付文書第6版(2025年9月改訂)
- Ryan MB, et al. Clin Cancer Res. 2020; 26(7): 1633-1643.(SOT00029)
- Addeo A, et al. Cancers (Basel). 2021; 13(11): 2541.(SOT00070)
- 社内資料:154220試験 ソトラシブ及びパニツムマブの併用によるヒトCRC PDX腫瘍退縮効果(SOT90053)
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LMC254062RM1|2025年12月作成

