アイコン_臨床成績KRAS遺伝子検査について

KRAS遺伝子検査について

アイコン_臨床成績ルマケラスとは

ルマケラスとは

アイコン_臨床成績CodeBreaK 100

国際共同第Ⅰ/Ⅱ相試験
(CodeBreaK 100)

アイコン_臨床成績CodeBreaK 200

国際共同第Ⅲ相試験
(CodeBreaK 200)

ルマケラスとは

  1. KRASに直接作用する初めての薬剤であり、切除不能な進行・再発非小細胞肺がんの二次治療における、新たな選択肢です
  2. KRAS G12Cに特異的かつ不可逆的に結合し、下流にあるシグナル経路を阻害することで、腫瘍細胞の生存及び増殖を抑制します

開発の経緯

2013年にKRASのSwitch IIポケットが発見されたことを契機に、KRASを標的とした阻害剤の開発は急速に進み、2018年8月には、KRAS G12C変異を有する進行固形がん患者を対象とした、ルマケラス単独投与の安全性、忍容性、薬物動態、薬力学及び有効性を検討する、国際共同第I/II相非盲検試験(CodeBreaK 100試験/20170543試験)が開始されました。

米国では2020年12月に画期的治療薬に指定され、第Ⅱ相部分のKRAS G12C変異を有する進行非小細胞肺がん患者に対するルマケラス単独投与の有効性及び安全性の結果をもとに、試験開始から約3年後の2021年5月に迅速承認されました。米国に続いてカナダ及び英国、EUで承認されています(2022年1月時点)。

本邦では、2021年3月に希少疾病用医薬品に指定され、「がん化学療法後に増悪したKRAS G12C変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対する治療薬として2022年1月に承認されました。

ルマケラスのKRAS G12Cに対する高い選択性

ルマケラスは、KRAS G12C変異によって出現したシステインとそれに隣接するSwitch IIポケットにおいて、システインと共有結合を形成し、Switch IIポケットにはまり込んでGDP結合型に形態を固定します。このKRAS G12Cに対する高い選択性と不可逆的な結合の実現により、KRAS G12Cを不活性化状態に維持し、下流のシグナル伝達を阻害することで腫瘍細胞の生存と増殖を抑制し、KRAS G12Cを有する腫瘍に選択的に作用して細胞死を誘導します。

図1 ルマケラスの作用機序1,2)
図1_ルマケラスの作用機序
  • References
    1. Canon J, et al. Nature. 2019; 575: 217-223. [利益相反:本試験はAmgenの支援により行われた。]
    2. Hong DS, et al. N Engl J Med. 2020; 383: 1207-1217.

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サムネイル_KRAS G12C陽性の肺がんについて

KRAS G12C陽性の肺がんについて

サムネイル_ルマケラスを服用される患者さんへ

ルマケラスを服用される患者さんへ

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LMK254058RM1|2025年10月作成